海辺を歩く二人の女性

毒親と絶縁した人なら遅かれ早かれ、いつかは親戚や毒親の葬式に出るかどうかの問題に直面します。

 

  • 「いくら絶縁したとはいえ、葬式への出ることは義務?」
  • 「葬式へ出ないことで生じる罪悪感にはどう対処すべき?」
  • 「どうしても葬式へ出なければならない場合はどうすればいいのか?」

 

実際に親戚や毒親の死に直面していなくても、近い将来もしそうなったらどうしようと悩むことはありますよね。

 

実は、私もこの問題にはかなり悩まされました…。

 

そこで今回は、絶縁した後親戚や毒親が亡くなった場合、葬式に出なくてはならないか?またもし葬式に出ないと決断した場合、罪悪感から楽になるために、どんな見方ができるか書きたいと思います。

毒親を持つ私がおススメしたい3つの方法

海を眺める女性

 

最善の選択肢は、葬式に出ないことです。なぜなら…

 

毒親育ちの子どもは、葬式に出ることで精神的ダメージを受けることもある。

 

幼い頃に毒親から暴力や虐待を受けたことなどにより、大人になってもトラウマを抱えたままである人は少なくありません。

なかには後遺症で、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんでいる人いるのです。

 

心的外傷後ストレス障害とはウィキペディアによると

命の安全が脅かされるような出来事(戦争、天災、事故、犯罪、虐待など)によって強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害である”

と定義されています。

 

 

私も毒親によるPTSDで悪夢、フラッシュバックなどに悩まされた時期がありました。

 

経験から一つ言えることは、毒親によってPTSDを発症している人にとっては、原因となった子ども時代の出来事を思い出させるような出来事(人の怒鳴り声や大きな音を聞くことなど)や彷彿させるような場所に近づくだけで、耐え難いストレスを感じ精神的ダメージを受けることもあるということです。

 

 

毒親と会うことが、身体的に悪影響となることも!

 

ダメージを受けるのは、精神的なものだけとは限りません。

 

独身時代、私が救急搬送された時病院から実家に連絡が行ってしまったことがあったんです。

それで数年ぶりに再開したのですが、ベッドで動けない私に浴びせられた「ざまあみろ」等の親からの暴言でストレスから、

  • 病気は悪化
  • 動悸
  • 息切れ
  • 冷や汗
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 腹痛

など、身体的にも酷いダメージを負ってしまいました。

 

 

ただ思い出すようなことだけで、大きなストレスとなるのに、ましてや、直接トラウマの原因となった毒親本人に葬式だからという理由だけで安易に直接会うことは危険かもしれません。

 

(知人のケース)30代女性。幼少期親からの暴力に加え座布団を顔に押し付けられ窒息しそうになることが頻繁にあり、大人になっても歯医者さんや美容院で顔に布をかけられると、その時のことを思い出し、フラッシュバック、パニック発作になるので配慮してもらっているとのこと。

 

60代女性。子どもの頃親から身体を縛られ押し入れに長時間監禁されることが頻繁にあった。もう還暦にもなるのに、未だに映画館で急に暗くなると子どもの頃の恐怖がリアルに蘇ってきて、呼吸困難に陥りパニック発作になるので行けないとのこと。

 

これらは少し極端な例ですが、毒親が原因でうつ病などのメンタル疾患を抱えている人は、葬式で毒親に再開したり、ただその姿を見たりするだけで病気が悪化したり再発したりする可能性もあるのです。

 

 

毒親のなかには、死という悲しむべき出来事でさえ、子どもをおびき寄せるエサにしてくる可能性がある。

 

せっかく絶縁に成功したのに、片親や親戚の死を知らせ子どもに罪悪感を持たせることで、なんとか関係を戻そうとしてくる毒親もいます。

 

毒親というものは過干渉であったり暴力であったり形は違えど子どもに依存しているのです。しかし、何としても毒親にとっての愛玩動物やサンドバックのような存在に戻ることだけは避けなくてはなりません!

 

次に親戚や毒親の葬式に参加しないことで、生じる罪悪感への対処について書きます。

 

毒親の葬式に出ることだけが死者を弔う方法ではない。

花を持つ女性

毒親と関わらない方法でできる限りのことをする

 

亡くなった方を弔うためにできることは、葬式に出ることだけではありません。

 

例えば先ほど二人の女性の例を挙げましたが、二人目の60代の女性は母親の葬式には出ないと決めているものの、100歳になった母親が、癌で亡くなる寸前に病院へ最後にお見舞いに行ったそうです。

 

親に対してどうするかはあなたが決めることですが、同じことを親戚の方に対してすることができます。

 

誰でも死んでからより、生きているうちに会ってくれる方が嬉しいと思いませんか?

 

他にも、弔電を送る、お墓参りをする、お線香をあげるなど、毒親と直接会わなくてもできることはたくさんあります。

 

 

忘れてはなりません。目には見えなくても毒親育ちの子どもはみな、心に酷い怪我を負っているのです。

 

怪我をしている人に険しい山を越え、さらに傷を悪化させて痛みに耐えてまで自分の葬式に来いという親や親戚がどこにいますか?

大切なのは形ではなく心ではありませんか。できることを、心をこめて行うことが大切なのではありませんか。

その方が故人も喜んでくれるはずです!

 

最後に、どうしても葬式へ出なくてはならないケースについて書きます。

 

毒親の葬式へ出るなら注意すべき2つのポイント

悩む女性

 

顔を出す程度にし、すぐに帰る

香典を上げたなら葬式へは参加しない手もあります。

 

親戚へ協力を求める

できれば、その葬式において影響力があり、なおかつ信頼できる親戚の方がベストですが、前もって事情を伝え直接毒親に会わないで済むように取り計らってもらうこともできます。

私にはそういう存在がいるので、日頃から葬式の時の対策について話し合うことができ、とても助かっています。

 

 

まとめ

花束を持つ女性

  • 絶縁した毒親や親戚の葬式には、心身へのダメージのリスクを考慮し出ないことが最善の選択肢。
  • 死者を弔う方法は葬式に出ることだけではない。心をこめてできることをしよう。
  • どうしても葬式へ出なくてはならないのなら、顔を出す程度にとどめ毒親との接触はできる限り避ける。

 

もちろん葬式へ出るかどうかは、各自が最終的な決定を下すべきことです。

 

しかし、自分の心に嘘をつき自分を傷つけてまで参加することが果たして故人のために、そして何よりあなた自身のために良いことと言えるでしょうか?

 

私はじっくり考え悩んだ末、両親と親戚の葬式には出ないと決めました。

そして、ありがたいことに事情を知っている親戚一同(毒親以外)は全員私の決定を尊重してくれています。私の両親が親戚間のトラブルメーカーであることもありますが…。

 

毒親が原因でなくても、体調不良や入院中であったり宗派の違いであったり、その他やむを得ない理由で親しい間柄であっても葬式に参加できないというケースは世の中にたくさんあります。

 

血の繋がりや世間体に囚われることなく、自分の本心と向き合ってどうするかを決めましょう。

 

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