本を抱きしめる女性

これまでに毒親について書いた本や漫画を手に取ってみたことはありますか?

そういう作品を総称し、世間では”毒親本”なんて呼ばれていますね。

 

毒親本の作者の多くは実際に毒親家庭で育ち、そのリアルな体験を作品を通してカミングアウトすることで、社会に毒親の問題を知らせたり、同じような家庭で育った人が克服する点で役に立つ情報を与えてくれたりします。

私はこれまでにたくさんの毒親本を読んできました。

私が毒親本を読むことで得られたメリット

本を読み何かを思い出す女性

  • 共感する点が多く、親のことで辛い思いをしている人がたくさんいることに気づけた。
  • 毒親による悪影響、トラウマを克服する点で役立つ情報がたくさん得られた。

 

私が様々な毒親本を読んでいて一つ気づいたことがあります。それは、作者のほとんどの方が現在は毒親による“毒”を解毒することに成功しているということです!

 

私自身がそうだったのですが、本当に毒親による悪影響、PTSD、トラウマと闘っていた時代は親や自分の育った家庭について公にしようだなんてとても思えませんでした。

 

何しろ毒親というものは、自分は何が何でも絶対に正しい、自分の言いなりになり支配されないことは悪であり、その意見、指示に背くことに対してまるで犯罪行為でも犯しているような罪悪感を抱かせようとします。

ですから、毒親育ちはそもそも自分の親が毒親だということにさえ気づけないままでいることも多いのです。

毒親の呪縛から逃れ、その毒を解毒するためにはその第一歩として自分自身の親が毒親であることを認め、客観的に見て世間一般の常識からして自分の育った環境が異常であるとみなすことが必要ですし、当然親に支配、マインドコントロールされている間はそうすることは不可能です。

 

私がこのように自分自身の過去を洗いざらい文章にしてネット上に公開することができるようになったのも、完全に毒親と絶縁し、さらには両親を恨んだり憎んだりする心からも現在は解放されているからです。

以前書いたように家庭環境は一人一人異なり、毒親問題は大変複雑なのでこれをすれば解決するという問題ではありません。

毒親育ちにとってその解決策を探ることは、無数の鍵のなかから解放の扉を開くための、たった一つの鍵を探さなくてはならない作業のようなものです。

私もかつてその一つの鍵を見つけるために、何度も間違った鍵を鍵穴へ差し込んでは失敗したり傷ついたりすることを繰り返し、必死にあがいたものでした。

 

解放のドアを開く鍵、たった一つのアンサーを見つけることは簡単なことではありませんが、少なくとも毒親の解毒に成功した方々の作品を読むことは呪縛から解放されるためのヒントを必ず与えてくれます。

 

そこで今回は毒親本のなかから私が特におススメしたい、毒親家庭で育ったものの現在はその呪縛から解放され優しい夫と二人の子供に恵まれ幸せに暮らしておられる漫画家、松本耳子さんの漫画をご紹介したいと思います。

「毒親育ち」松本耳子

ランタンを見つめる女性

Amazon商品の説明より。

“親との関係に苦しみ、生きづらさを抱えるすべての人に――。
どこまでも残念な“毒親"との半生を綴った、衝撃のコミックエッセイ!

「できない」を決して許さない、母の呪縛。
反社会的で家庭を顧みない、ロクデナシな父への失望。

「不機嫌な人を見ると不安になる」「自分を甘やかすことに罪悪感を覚える」
「過剰な義務感を背負ってしまう」「どこまで頑張っても達成感・満足感が無い」
「ブラックホールのような無力感におそわれる」「人に認めてもらいたくてたまらない」
「自分を親のお荷物だと考えてしまう」「できない自分が許せない」

……親の呪縛に蝕まれ、地獄のような青春時代を送った著者が、のたうちまわって、苦しみ抜いてたどりついた、毒親から解放される方法。
「毒親の病理は代々受け継がれてしまう」という悪しきスパイラルを断ち切るまでの過程は感動的で、
読み終わったころには「心のデトックス」が完了されているはず!

「いざ描く作業を始める段階になると、すっかり克服したと思っていたはずの私の心の中にはまだジクジクしたところがたくさんありました。
心のジクジクしてるところをこじ開けてグワングワンするのは気が進まないし、嫌だし怖い。
できるなら触りたくない。でも『お仕事』になっちゃったからもうやるしかない。
もうどうにでもな~れ! と、グワングワンして、アウアウ泣いて描きました」(あとがきより)

大人気ブログ「シロクマの屑籠」でおなじみ、精神科医・熊代亨の解説付き。

著者について

1976年、大阪府生まれ。大阪芸術大学美術科卒業。1998年、大学在学中に漫画家デビュー。
成人向けコミックやエッセイコミック、実話系4コマなどで活躍中。著書に『ぷちキャバ』(少年画報社)などがある。
現在、2児の母として、育児と漫画に奮闘中。”

 

こちらで少しお試し読みができますよ!

毒親育ち 松本耳子

私がこの作品をおススメする理由。

読書する女性

私がこの作品をおススメする理由は環境は異なるものの、作者と自分自身の傾向が似ているなと思うことが非常にたくさんあったからです。

例えば私にも作品のなかで描かれている作者と同じように完璧主義なところがあり、自分が親にされてきたように弱音を吐く自分を絶対に許せないところがあり、会社勤めをしている間はよく上司や年上の方に「そんなに無理しないで」「自分をもっと大切にしなさい」「あなたは自分に厳しすぎる」と数えきれないほど指摘を受けることがありました。

そして気づかないうちに無理をしてはよく倒れ、救急搬送されました。

それでも“自分を大切にする”ってどういうことか?どうしても当時は分からなかったのです…。

 

作者の松本耳子さんはこのように書いています。

“あなたの人生を親への怒りや失意のために使わないでください。

あなたの一度きりの人生はあなたが輝くために使ってください。”

この言葉はとても私の心に響きました。

私が毒親本のなかでも特におすすめしたい、松本耳子の作品まとめ。

ドアを開けた女性

  • 毒親本は親の問題によって辛い思いをしているのが自分だけでないことを気づかせてくれる。
  • 毒親本の作者の多くはすでに毒親の呪縛から解放されており、その体験をカミングアウトしているので読むことで毒親の悪影響やトラウマを克服し、幸せになる点で役立つヒントが得られる。

 

毒親問題からの解放を鍵のかかった扉に例えましたが、たった一つの正しい鍵を何年もかかって私はようやく見つけ、ついには扉を開くことに成功したのです!

ひとえに毒親問題と言っても様々なケースがありますから、一人一人その扉、鍵穴は異なるわけで当然その鍵もそれぞれ違います。

しかしその扉を開くことが出来た時には、必ず明るい未来が待っています。

そのために毒親本を読み、いろいろな毒親育ちの方の経験を知ることはきっと役立つと思います。

忘れないでください。毒親育ちでも必ず幸せになれます!

私の経験が今、毒親の呪縛に苦しめられている人に何らかの形で役立つことを願ってやみません。

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