婚約者を親に紹介するといつも反対されたり別れさせられたりしてしまう、恋愛をすることや結婚相手を選ぶことについて親が過剰に干渉してきて上手くいかない、そもそも結婚そのものをすることを親が望んでおらず否定的なことを言われるなど、毒親が原因で結婚できないケースは少なくありません。
- 「毒親育ちだと幸せな結婚はできないのだろうか。」
- 「毒親に反対されても結婚する方法はないか?」
- 「なぜ毒親はそこまで結婚を反対するのか?」
そう悩むこともあるかもしれません。
実は私も独身時代は恋愛や結婚のことで毒親の妨害を受け、悩んでいた一人でした。
実際毒親の反対により何度も恋人と別れさせられましたし、結婚もダメになりました…。
しかしそんな私でも毒親の猛反対を押し切り無事に結婚できたので、今回は私の経験から毒親から結婚を反対された時どう防御すればよいのか?という点について書きたいと思います。
目次
毒親育ちは結婚できない?
結論から言うと毒親育ちでも幸せな結婚は可能です!
それは私の経験からも言えますし、インターネットで検索すれば子どもを支配しようとしたり過干渉であったりする毒親の反対に遭っても結婚した人がたくさんいることが分かります。
私の場合、毒親が過干渉だったため社会人になってもストーカーのように行動を監視され、そのようにして私に精神的に依存していた毒母は異常なまでに私が恋愛することそのものに嫌悪感をあらわにし妨害してきたので、結婚ともなれば大反対でした。
一時は絶望的な気持ちになり、誰かと付き合うたびに「ああ、また毒母にダメにされるんだろうな。」と諦めがちになっていた時もありました。
毒親の支配、マインドコントロールから解放されていなかった時代は毒母の機嫌をとろうとするあまり自分の気持ちはいつも諦めていました。
しかしある時このままでは婚期や良縁をどんどん逃していってしまうということに気づいたのです。
親はいつまでも生きていません。
結局は自分の人生は自分だけのものであり、結婚についてどのような選択をしようと、結局は責任を取るのは自分自身なのです。
一人の相手との結婚が上手くいくか、いかないか?
それはやってみなければ誰にも分からないことであり、未来は分からないという点においては、親も本人と同じです。
それなのに本人が決定すべき人生のパートナーを選ぶという大きな決断を親が許さないというのは、おかしな話です。
それは医師でもないのに患者が病院から処方されている薬が良くないと無理やりやめさせようとしたり、本人の意思を無視し担当医や病院を変えるようになどと余計な口出しをしたりすることに似ています。
健康や命の責任をとるのは本人なので、当然ながらそのような発言はおせっかいかつ不適切であると言えます。親は正しいとは限らないのです!
まずそのことを覚えておきましょう。
とは言え、毒親の反対を押し切って結婚することは簡単なことではありませんでした。
次に結婚したいのに毒親の反対に遭った場合どうしたら良いのか書きます。
これだけは守って!3つの対処策。
- 結婚について相談したい、誰かのアドバイスを受けたいと思う時は第三者へ
- 毒親とは物理的な距離を置く
- 結婚に関しては毒親の意見は無視する
毒親に結婚相手について相談することはおススメできません。なぜなら子どもを支配しようとする、過干渉な毒親に冷静で適切なアドバイスなどできないからです。
そもそも毒親は何歳になっても子どもを一人の人間、人格として認めないのです。毒親にとって大事なのは自分は自分の利益、自分の感情や好みなどであり子どもの気持ちなど二の次です。ですから冷静で客観的な意見を与えてくれるのは第三者だけです。
また毒親と物理的な距離を置くことで、子供時代のようには毒親が子どもをコントロールできないということを理解させることができます。子どもは毒親のお人形ではありません。
もしかしたら毒親が結婚について反対する理由は、事実かもしれません。例えば相手の収入、学歴、家柄、職業などを問題にしてくるかもしれません。
しかしそんなことはすでにあなた自身も十分に分かっていることなのではありませんか?その上でその相手を選びたいと決めたわけですから結婚についての毒親の意見には振り回されず無視すべきなのです。
最後に恋愛や結婚そのものに対して否定的、あるいは反対する毒親の心理について知っておくことは助けとなるのでそのことを書きます。
毒親が結婚を反対する本当の理由を知ろう。
自分自身の結婚生活が上手くいかなかったから、子どもが幸せになることが許せない。
夫婦喧嘩や夫婦間のトラブルの絶えない家庭で育った毒親育ちの子どもは少なくありません。
毒親は自分自身が結婚生活に問題を抱えていることが多いため、子どもが結婚によって幸せになることが面白くないのです。これには我が家のように子どもへの嫉妬心が関係していることもあるかもしれません。
これまで依存してきた子どもが誰かに奪われると思って大反対する。
以前書いた通り、過干渉、身体的、精神的虐待…と、形は違えど毒親は子どもに精神的に依存しているのです。そのような自分にとってお人形、ペットあるいはサンドバックのような存在が奪われてしまうことに危機感を抱くことがあります。
私の母親がまさにこのタイプでした。
このような毒親は子どもが誰かに思いを寄せるだけで引き裂かれるような気持ちになり激しく抵抗しますから、それが結婚ともなればとても許すことができません。
いつまでも自分の側に置いておきたい。
「結婚なんてしなくていいのよ。私の老後の面倒さえみてくれれば。」などと本気で言って、自分の都合を理由に結婚を反対する親も実際にいるそうです。
一人の人間としての「幸福追求権」さえ認めず、一生子どもを自分の思い通りにして束縛したがるとは言語道断ですね。
まとめ
- 毒親育ちでも幸せな結婚をすることは可能である。結婚の責任をとるのは本人だけであり、親は反対したとしても代わりに責任をとれない、親の意見が必ずしも正しいとは限らないことに留意。
- 結婚について相談したいときは第三者にし、毒親とは物理的な距離を置き、結婚に関しては毒親の意見は無視する。
- 毒親のなかには子どもが結婚によって幸せになることが許せなかったり、誰かに奪われると感じたり、いつまでも自分の側に置いておきたいという非常に身勝手な理由で結婚に反対することもある。表向きは心配して反対しているなどと言っていても、根本的にこのような理由が隠れていることもあると覚えておく。
結婚は、誰がどのような意見を述べようとも最終的に決定すべきなのは本人と相手の二人だけです。私はこのように毒親の意見に左右されず結婚相手を選びましたが、今とても幸せです。